野生動物のハンティング観光は善か悪か。。。(ボツワナチョベ森林保全林)2021/11/30

ボツワナに来て、本当に良かった。
エコツーリズムの本質が知れたような気がする。
政府、村人と語り合い、自分たちの支援の決断が、野生ゾウの命を奪うことにもつながる。
綺麗事ではない、エゴでもない、「生きる」、「生き残る」が全て。
ゾウを守るために、自分たちが育てている食糧を奪われても、手を出すことができない。山火事が起きても、公園内の木には手を出すことができない。昔から人々の暮らしに必要不可欠であったフルーツは、ゾウに食べられ絶滅に瀕している。だから、現在、政府は、経済支援の一環として村人にハンティングツアーのラインセンス販売許可を譲渡するという観光にシフトしてきている。
このような状況を知らずに、「エコツーリズム」を語ってきたのが、恥ずかしくなる。
30年前、エコツーリズムに出会い衝撃を受けた。「ハンティングをするよりも、ゾウを観光客に観察をさせる方が80倍の価値がある」それがきっかけで、自分の人生が決まった。今は野生のゾウが守られたことにより、住民の生活が脅かされている。バオバブの木もゾウに倒され、すごいスピードで減少しているという。。。。
ただ世界中どこに行っても、同じ思いを持って、解決を目指す仲間がいる。肌の色、宗教の違いはあれど、同じ思いを持った仲間が世界にはいる。
世界の現実から目を背けずに、彼らと共に前に進むしかない。
どっかのおっさんみたいに、自分を擁護するために言い訳をする生き方をしてる奴らはここにはいない。生きるのに必死だから。。。
でもまあ、オミクロンを持ち運んでこなくて、よかった。。。。